VNC
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VNC とは?[編集]
Virtual Network Computing の略で、ネットワーク上にある PC の画面を別の PC 上で操作するためのソフトウェアです。 当初 AT&T で開発されていたものがオリジナルですが、フリーソフトウェアであったため、今では多くの互換実装が存在します。 VNC の歴史的経緯やプロトコルについて詳しくは Wikipedia:Virtual_Network_Computing をご覧ください。
VNC を利用すると、離れた場所にある PC をまるで手元にあるかのように操作できるため、「プリントするだけ」といったちょっとした作業のために歩き回る必要がなくなります。(^^
Mac OS X 対応 VNC[編集]
VNC にはサーバ/クライアントが存在し、画面を送る側がサーバ、画面を表示・操作する側がクライアントになります。
サーバ、クライアントともに Mac OS X に対応したアプリケーションがあります。Leopard からは標準で画面共有が装備されています。
なお、プロトコルが共通であればプラットフォームを問わないため、サーバを Windows、クライアントを Mac OS X にし、Mac OS X 側から Windows を操作することも可能です(ただしパフォーマンスの問題により Windows XP Professional との接続には RDC(Remote Desktop Connection) を用いた方が効率が良い)。
サーバ[編集]
- Apple Remote Desktop Client (標準、Client とあるが機能としては VNC サーバです)
- OSXvnc: http://www.redstonesoftware.com/products/vine/vineosx/
クライアント[編集]
- Chiken of the VNC: http://cotvnc.sourceforge.net/
- VNCViewer: http://homepage.mac.com/kedoin/VNC/VNCViewer/
- VNCThing(公式サイトがみつからない): http://www.versiontracker.com/dyn/moreinfo/macosx/9261
手順[編集]
1. サーバを起動します。必要ならパスワードを設定します(パスワードは平文で送られるのでその場限りのものが良いでしょう)。
2. 別の PC でクライアントを起動し、サーバに接続します。
3. サーバ側の画面がクライアント側に表示されたら接続完了です。
Apple Remote Desktop Client の起動方法[編集]
この操作には管理者権限が必要です。管理者権限がない場合は OSXvnc を使いましょう。
1. 「システム環境設定」を開きます。
2. 「共有」を選択します。
3. 「Apple Remote Desktop」 にチェックを入れます。Leopard では「画面共有」となっています。
4. Apple 純正製品(Leopard の画面共有、Apple Remote Desktop)以外からアクセスする場合「コンピュータ設定」「VNC使用者が画面を操作することを許可」をチェック。「VNC 使用者が画面を操作することを許可」をチェックし、パスワードを設定します。
5. 必要に応じてユーザの制限を加える。
画面共有 Mac OS X Leopard の利用法[編集]
利用法としては以下が挙げられる。
- 画面共有 /System/Library/CoreServices/Screen Sharing.app を起動し、アドレスを入力
- Finder の 「移動」「サーバへ接続」⌘+K で vnc://~ のように 明示的に指定する
- Finder のサイドバー「共有」で Bonjour 等で表示されているコンピュータを選択し「画面を共有」をクリック