Spotlight
目次
Spotlight とは?
Mac OS Xの検索エンジン。ローカルファイルが対象。
- Mac OS X 10.4 (Tiger) 以降。
- 詳しくは Spotlight, Wikipedia:Spotlight などを参照して下さい。
標準の検索対象
標準の検索対象の種類 (kind:...).
- Web アーカイブ
- Safari 履歴項目
- Safariで訪れたwebページは履歴化され検索対象となるが,Safariで開いたpdfファイルは非対象.
- プレーンテキスト(日本語はShift_JIS および UTF-16 のみ対応)
- htmlファイル(日本語はShift_JIS および UTF-16 のみ対応)
- その他いろいろ
参考情報(外部)→ Spotlight例文辞典
標準の検索範囲
標準の検索方法と,その検索ディレクトリ範囲について.(MacOSX 10.6.4 で確認)
- 方法1. Finderウィンドウ(フォルダウィンドウ)のタイトルバー直下領域の検索欄を用いる.
- 2種類の検索範囲を選択可能:
- (1) このMac内,若しくは
- (2) 現在のウィンドウフォルダ内
- この場合「Safari履歴項目」は検索されない
- 2種類の検索範囲を選択可能:
- 方法2.メニューバーのSpotlightアイコンから呼び出す.
- 2種類の検索範囲を選択可能:
- (1) このMac内,若しくは
- (2) Finder環境設定で設定したディレクトリ(「新規Finderウィンドウの表示方法」の箇所)
- 2種類の検索範囲を選択可能:
mdimporter
Spotlight は mdimporter と呼ばれるプラグインを利用して、検索機能を拡張できる。 mdimporter は、/System/Library/Spotlightまたは/Library/Spotlight に置けば良い。
- Spotlight インポータの紹介
- Spotlight Plug-in
JapaneseText.mdimporter
EUC-JP、Shift-JIS、ISO-2022-JP、UTF-8、UTF-16 で書かれた日本語プレーンテキストを Spotlight で検索できるようになります。
BibImporter.mdimporter
BibTeX ソースを Spotlight 検索するための mdimporter。BibDesk のコンテンツ内部に含まれている。
TeX.mdimporter
TeX ソースを Spotlight 検索するための mdimporter。TeXShop 2 のアプリケーションバンドル内部に含まれている。
和文 TeX ソースは UTF-8 エンコードである場合のみ対応。
コマンド
mdfind
mdutil
Spotlight検索のインデクス作成等を操作するコマンド.
- 検索対象する・しない等も設定可能
- ボリューム(パーティション)やマウントしたファイルサーバに対して設定
- マニュアルを見るには
$ man mdutil : mdutil [-pEsav] [-i on | off] volume ... :
mdls
- マニュアルを見るには
$ man mdls : mdls [-name attributeName] [-raw [-nullMarker markerString]] file ... :
Spotlight のトラブル
「移行アシスタント」で新しいマシンに乗り換えたあと、Spotlight の検索結果が不完全になる
この場合は「システム環境設定 > Spotlight > プライバシー」タブで「検索から除外する場所」にルートディレクトリを指定します。そして、もう一度「プライバシー」パネルを開いて指定を解除すると、Spotlightが全ディレクトリのインデックスを作り直すことができます。下は、インデックス再作成中の画面です。
- Spotlight トラブル対策室(OS X ハッキング!第180回)
*.tex ソース内の日本語文字列が Spotlight 検索の対象とならない
SJIS コードの .tex ソースで試してみたのですが,検索対象にならないようです.
- TeXShop 2 付属の TeX.mdimporter は UTF8 or ISOLatin1 or MacOSRoman と決めつけて、文書の内容を検索している。これはちょっとお粗末。
- ISO-2022-JP, EUC-JP, Shift_JIS 等の .tex ソースも Spotlight 検索対象にさせる方法
Spotlight は“青木”を検索してくれない
「青木」以外でも幾つかのキーワードで正常動作しないことを確認 (於 Mac OS X 10.5.5) している。現行の Spotlight は信用しないほうがよいのだろう。--たちゃな 2008年9月17日 (水) 07:58 (UTC)
関連するソフトウェア等
- SpotInside
- ファイルの中身を検索してプレビュー可能
- GUImdls
- mdls の GUI フロントエンド
- http://blog.ayato.main.jp/?eid=209297
紹介記事
開発情報
- http://developer.apple.com/ja/documentation/Carbon/Conceptual/MetadataIntro/index.html
- いい加減なQuickLookの作成方法(QueueSoft Developing Diary)
そのほか
- Spotlight (mdfind, mdls コマンド) で,pdf ファイル内のメタデータ(title とauthors)を検索・表示させる実験
- title については,mdls で kMDItemTitle を見ると,そのままの title が無事に表示された.(日本語ならば UTF-8 コードで表示)
- authors については,kMDItemAuthors を見ると,一人目の author のみが表示される.(ただし,日本語ならば "\U..." というコード(?) で表示されるようなので本当は確認できていません...)
- pdf 自身の仕組み(?)の中で,authors メタデータは自動的に author メタデータ(一人目)に変換されており,kMDItemAuthors は後者の方を見ているようだ.
- pdf ファイルの author メタデータに関係するのかもしれませんが,「研究会議の proceedings (の pdf ファイル群) を受け取ったけれども,Spotlight 検索を用いて各論文の著者名をキーワードにして効率的に検索できるようにしたい.」という目的のためには,各ファイルの Spotlight コメント欄に著者名を書き込むと良いようです.(Automator による自動化も可能? ただしあまり妥当な方法ではないようでしたら申しわけありません.)