Subversion
目次
Subversion とは?
UNIX の世界で広く使われているバージョン管理システムです。 ファイルを別のディレクトリに移動できる等、 これまでの CVS の欠点を克服しています。 詳細は Wikipedia:Subversion を参照して下さい。
注意
バージョン 1.4 からは、パスワード管理に Mac OS の Keychain を使うようになりました。
1.3 以前のパスワード管理方法はあまり安全ではないようなので、 1.4 以降を利用することを強くお薦めします。
導入方法
他の UNIX 同様、ソースコードからビルドすることができます。 しかし、いくつかの外部ライブラリに依存するため、 次のパッケージ(集)を利用した方が簡単に導入できます。 また、最近の DevelopperTools にも収録されています。
Subversion パッケージ(by openCollabNet)
UniversalBinary。ユーザー登録が必要。
Fink
svn あるいは svn-ssl が入手可能。
MacPorts
$ sudo port install subversion
でsubversion (devel/subversion) をインストールできます。 mod_dav_svn, no_neon, no_bdb, mac_os_x_server_mod_dav_svn, tools などの ports が用意されています。 Intel Mac では、シェルで環境変数 LANG を設定しないと、出力文字列が文字化けすることがあります。(MacPorts トラブルシューティング 参照)
$ export LANG=ja_JP.UTF-8 $ svn
関連ツール
iSVN
svn リポジトリをファイルブラウザ風のインターフェースで操作できる GUI アプリケーションです。 Universal Binary で、(今のところ)フリーウェアです。 バックエンドに UNIX の svn コマンドが必要なので、 上記のいずれかのバイナリを別途インストールする必要があります。
SCPlugin
Mac OS の Finder から、subversion を直接操作できるようにする コンテクストメニュープラグインです。UniversalBinary 対応。 subversion 1.4 相当のバージョン 0.6 がリリースされています。
システムの /Library/Contextual Menu Items フォルダに プラグインファイルを設置して、Finder を再起動すればインストール終了です。
- ユーザー固有の ~/Library/Contextual Menu Items に設置してみたのですが、うまく動作しませんでした。
コマンドラインの svn コマンドには依存しませんが、 実装されていない機能が一部あるため、別途、 コマンドライン版もインストールしておくと良いでしょう。
svnX
svn リポジトリを GUI で操作できる フロントエンドアプリケーションです。 バックエンドに UNIX の svn コマンドが必要なので、 上記のいずれかのバイナリを別途インストールする必要があります。
スクリーンショットは次のページを参照
Subclipse
統合開発環境EclipseでSubversionによるソースコード管理を実現するプラグインです。
"JavaSVN"モードで使用すると、内蔵のJava実装Subversionクライアント(SVNKit)を用いてMacOS X上で利用出来ます。
また、JavaHL(Subversionのjavaバインディング)を別途インストールしている環境では、"JavaHL"モードでも動作します。 本家プロジェクトではJavaHLのインストール方法としてMetissianパッケージによるものを推奨していますが、MacPorts経由でも以下のようにインストール出来ます。
$ sudo port install subversion-javahlbindings
参考ページ
- scplugin: Installing SCPlugin
http://scplugin.tigris.org/installation.html
- Subversion によるバージョン管理(邦訳)
http://subversion.bluegate.org/doc/book.html